SAFR® for Security
SAFR for Securityは、AIによる高精度の顔認識を用いて、全く新しいレベルの可視性や状況認識を提供します。
より良い可視性。より大きな自信。
近年、病院、競技場、企業、空港、その他の場所において多くの防犯カメラが設置されており、セキュリティー責任者は広大な場所でも厳しい警備を求められています。しかし、膨大な数のカメラを常に監視し続けることは不可能です。最優先項目は人、施設、資産の安全を守ることです。
SAFR for Securityは、セキュリティチームが高い意識を保ち、警戒、集中し続けるのに役立ちます:
- 警備疲れ
- 注意散漫
- 人員配置のばらつき
- 誤検出
- 検出漏れ
- 人物誤認
- 入退室管理場所での混雑
- 共連れ/便乗
「顔認識技術はセキュリティ技術の恩恵になると言われていましたが、これまでパフォーマンスに課題がありました。SAFR for Securityは高速かつ正確で、厳しい環境下でも信頼できる、実用的なソリューションです。我々はこのセキュリティソリューションを顧客に提供できることを嬉しく思います。」
SKテレコム社 マネージャ Dae-Jun Lee氏
SAFR for Securityソリューション
SAFR for Securityは、ライブビデオ用に精度と速度を兼ね備えるように最適化された、世界トップレベルのAIによる顔認識プラットフォームです。SAFR for Securityは、人物が動いている、角度にばらつきがある、照明が少ない状態、部分的に不明瞭であるなど、困難な状況であっても、リアルタイムで数百万の顔データベースから瞬時に人物を特定できます。誤警報の件数を減らし、セキュリティー専門家が自信を持って現場を守ることを可能にします。
セキュリティ専門家は、単独のソリューションとしても、映像管理システム(VMS)と統合してもSAFRを設置できます。 VMSと統合すると、使い慣れたインターフェースを利用したSAFRの利点を実感できるでしょう。すべての監視映像が見やすくなり、状況認識も向上します。
SAFR for Securityは、単独のソリューションとしても、VMSと統合しても利用可能です。
VMSの新機能
セキュリティチームは、リアルタイムアラートをカスタマイズして、カメラフィードに対象の人物が映ると自動的に通知を受けたり、自動ブックマークを利用して捜査分析を行うこともできます。
SAFR for Securityは、豊富なメタデータを映像に付与できるため、セキュリティ専門家は、特定の人物を見つけるために何時間もかけてビデオを確認する必要がなくなり、時間帯、位置、カテゴリ、人物タイプ、登録人物から検索することが可能です。
SAFR for VMSの機能
ビデオオーバーレイ
SAFR for SecurityとVMSの統合により、ライブビデオオーバーレイでの不審者、要注意人物、関係者、従業員、VIP、タグ付けした人物等の特定が可能になります。
設定可能なアラート
セキュリティチームは、対象の人物が監視エリアへ入退場すると直ちに通知を受けるようにリアルタイムアラートをカスタマイズできます。多要素認証、建物管理システムとの統合、秘匿監視、脅威検知など、用途に関わらず、効果的な対応ができるよう、通知機能をカスタマイズすることも可能です。
自動ブックマーク
様々な条件に応じて自動的にブックマークを作成できます。ブックマークと検索可能なメタデータにより、記録した映像の調査やフォレンジック作業の効率が上がります。
「SAFR for SecurityのAIによる顔認識プラットフォームは、当社のビデオ分析ソリューションと最適な組み合わせです。連携は容易で、リアルタイムにビデオ分析と顔認識を連携したソリューションを国内外の顧客に提供できることを嬉しく思います。」
IVS社 CEO Young Hoon Bae氏
AIによるSAFRプラットフォーム
- 迅速で高精度
- 分散型かつ柔軟
- プライバシー保護設計
- デプロイメントの柔軟性
- 実用的な分析
SAFRソリューションの基盤はSAFRプラットフォームです。SAFRプラットフォームは、卓越した精度と性能を持ち、ライブビデオ向けに最適化されています。1台のコンピューターにインストールして少数のIPカメラを監視することも、オンプレミスまたはハイブリッドクラウドでホストされた分散アーキテクチャにより数千台のカメラ構成へ拡張することも可能です。プラットフォーム上の通信データおよび保存されるデータはすべてAES-256にて暗号化し保護されます。また、アラートや通知の送信、ドアの開錠や施錠、その他多くのアクションにも幅広く利用できます。
迅速かつ高精度
セキュリティーの世界では、対応時間が重要です。しかし、迅速であっても精度の低い顔認識結果は、不審者を入室させたり、スタッフの入室を拒否したり等、容認できないエラーを引き起こします。SAFRのアルゴリズムは、速度と精度のバランスに優れた設計です。
SAFRは、99.86%という高精度を持ちながら、競合する顔認識アルゴリズムの3~5倍の認識速度が出すことができます。2019年4月、アメリカ国立技術研究所(NIST)のテスト結果, では、WILD face部門で、FNMR(本人拒否率)0.025未満を達成したアルゴリズムの中で、SAFRのアルゴリズムは、最速かつ最軽量のアルゴリズムと評価されました。SAFRは動作が迅速であるため、競合するアルゴリズムより比較的速く映像フレームを抽出できます。抽出が速いことにより、精度も増します。また、SAFRの優れた精度は、アルゴリズム研究の際、データセットや(人工の顔ではなく)実際の顔のみを使用して得た、多様な結果の1つです。 SAFRのデータベースは、ほぼリアルタイムで数百万の記録を素早くマッチングするよう最適化されており、個人の特定が極めて迅速です。エッジサーバでの処理により、100ミリ秒以内でライブビデオフィード内の動いている人物の顔を検出、特定することが可能です。
プライバシー保護設定
SAFRはプライバシーを保護するように設計されています。データ転送時および保存中の顔認識用シグネチャや顔画像は、すべてAES-256にて暗号化され、インターネット上に非暗号化データが渡されることはありません。保存データの選択が可能な管理ツールや ベストプラクティス. の実施により、プライバシーを保護します。
分散型かつ柔軟
SAFRの分散アーキテクチャにより、効率のよいネットワーク帯域占有率を実現し、3Gネットワークでも利用可能です。 帯域要件が少なく、エッジ処理が可能、効率の良いアルゴリズム、市販のハードウェアや低価格なGPUが利用できること等により、大幅なコスト削減を可能にしています。
信頼でき、高精度な商用レベルの顔認識が必要な実世界でのセキュリティ用途には、柔軟性のあるSAFRプラットフォームが理想的です。認識イベントに基づくカスタムアラートの設定やレポーティングのためのデータエクスポートも可能です。SAFRは、セキュリティ用途以外にも、利便性の向上やリアルタイム分析にも活用できます。
デプロイメントの柔軟性
他のソリューションは、動画をクラウド上にアップロードする必要があり、高額な帯域コストや諸経費が発生しますが、SAFRプラットフォームは、1台のコンピューターに設置して、少数のIPカメラを監視することも、またオンプレミス、ハイブリッドクラウドでホストされた分散アーキテクチャにより数千台のカメラへ拡張することができます。
実用的
SAFRプラットフォームにより、人や役割の配置、SAFR上のインターフェースでの監視カメラの確認が容易になります。カスタマイズ可能なアラート機能により、認識イベントに基づく強力なカスタムアクションや警報も設定できます。ドアの開錠、照明の点灯、警報を鳴らす、入室拒否、人の属性情報の記録、報告書の作成、警察への通報、警備員の配置、建物の封鎖開始等、どんな対応も可能です。また、SAFRは、交通量、人の属性情報、滞留時間、データのエクスポート等の、ライブビデオ分析に必要なデータの抽出もできます。
24時間365日の監視
貴重な有形・無形の資産の保護が必要となる産業では、セキュリティー専門家が気を抜く暇はありません。SAFR for Securityによる24時間365日監視が可能なツールを用いることで、可視性や効率が大幅に向上し、セキュリティチームは自信を持って現場を守り、迅速に対応できるようになります。