リアルネットワークス㈱(アジア太平洋地区副社長 高村徳明)は世界最高レベルのAI顔認証プラットフォーム「SAFR®3.5」が、NIST(注1)の最新評価試験において、認証精度トップ集団の中で認証速度が最速、かつソフトウェアのサイズが最小であったことを発表いたします。

NISTはFRVT 1:1 Verificationの最新試験結果を4月26日に公表しました。
今回の試験には世界各地から298のアルゴリズムが提出されました。リアルネットワークスのSAFR®は、Wild Face(動画など生活環境で撮影された顔画像)のテストにおいて、FNMR/本人拒否率(注2)が2.85%以下のトップ集団66社の中で、認証スピードが最速、かつ顔特徴モデル(注3)のサイズが最小という成績を収めました。

 

 

SAFR®の認証速度は多数の人物の瞬時の識別を実現し、自動改札・入館ゲート等での高速な認証を可能にします。高速・低遅延の5Gネットワークとの相性に優れ、ビルや工場などでの入退室(場)管理(セキュア―アクセス)、セキュリティー監視、迷子検索や徘徊の見守り(ウォッチリスト)、個人を特定しない、性別、年齢、表情などからの店舗やデジタルサイネージなどでの属性分析(デモグラフィック分析)、又電子決済や、マイナンバーカード活用のためのe-KYC(オンライン本人確認)など、幅広い用途に活用が容易になります。

軽量な顔特徴モデルはコンパクトなハードウェアで高速・高精度の顔認証システムを実現することを可能とし、TCOの削減に貢献します。

(注1) NIST
正式名称は、National Institute of Standards and Technologyで、米国商務省の傘下の研究機関、日本では米国国立標準技術研究所と訳される。
NISTが行うFRVT(Facial Recognition Vender Test)の評価は第3者が行う公正な性能評価として参照されることが多い。

(注2) FNMR
False Non-Match Rateの略で日本語では本人拒否率、誤非合致率などと訳される。本人を本人と認識しない率

(注3) 顔特徴モデル
対象人物の顔の特徴を数学的に表現したデータ。

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